勉強してもすぐ忘れてしまう…は本当?不登校からの学び直しで見えた「覚えている力」
「せっかく覚えても、すぐに忘れてしまうのでは」という不安
不登校のお子さんを持つ保護者の方から、よく聞かれる不安の一つに、
- 「今日覚えたことも、数日経ったらまた忘れてしまうのではないか」
- 「プリントやノートを見返さないと、内容を思い出せないままなのではないか」
というものがあります。
学校に継続して通っている場合、毎日の授業や復習の積み重ねの中で自然と記憶が定着していきますが、学習のリズムが崩れやすい時期があると、「本当に身についているのか」が見えにくくなり、不安につながりやすいのだと思います。

なぜこの不安を感じやすいのか
学習内容が記憶に残っているかどうかは、日々の様子だけでは分かりにくいものです。
- 授業を受けている時は理解できているように見えても、後日同じ内容を聞かれると答えられない
- プリントやノートを見ながらなら解けても、何も見ずに思い出すのは難しい
こういったことは、学習を進めるうえで誰にでも起こり得ることです。
だからこそ、「見返さずに解けたかどうか」「時間が経っても覚えていたかどうか」は、その子の理解がどれくらい定着しているかを知る、分かりやすい手がかりになります。
実際の生徒の様子
今回、ある生徒が世界史のプリントに取り組みました。
進路についての話も交えながら、無理のないペースで2セットに絞って取り組んだところ、スムーズに解き進めることができていました。
特に印象的だったのは、以前オンライン授業で学習した内容を覚えており、重要ポイントをまとめたプリントについても、『見返すことなく解くことができた』と、生徒自身が話してくれたことです。
この様子から見えてくるのは、次の2つのことです。
1つ目は、学習量を欲張らず、無理のないペースで取り組むことが、内容の定着につながりやすいということです。
今回は2セットに絞って取り組んでいますが、その範囲の中で「見返さずに解ける」という状態まで到達できていました。
量よりも、一つひとつをしっかり自分のものにできているかどうかが大切だと分かります。
2つ目は、「見返さずに解けた」という事実そのものが、記憶の定着を確認する良い機会になるということです。
生徒自身が『見返さずに解けた』と話してくれたこと自体、本人にとっても手応えを感じられる出来事だったのではないかと思います。
もちろん、これは今回の生徒に見られた様子であり、すべてのお子さんが同じように進むとは限りません。
ただ、「一度学んだことは、無理のないペースで積み重ねていけば、時間が経っても思い出せるようになる」という一つの例として、参考にしていただけるのではないかと思います。

当校でできること
こうした様子は、日々の学習の中で「以前学んだ内容をどれだけ覚えているか」を丁寧に確認しているからこそ気づけるものです。
当校では、学び直しにおいて次のようなことを大切にしています。
- 一度に多くを詰め込むのではなく、その子に合った無理のないペースで学習量を調整する
- オンライン授業などで学んだ内容が、後日どれくらい定着しているかを、プリントなどを通じて確認する
- 「見返さずに解けたか」「時間が経っても覚えていたか」といった小さな事実を大切に見ている
- 学習の合間に進路の話などもしながら、勉強だけに偏らない関わり方をしている
このように、量よりも定着を重視しながら学習を進めることで、お子さんが「覚えている」という実感を積み重ねていけるようサポートしています。
不登校の期間があっても、「勉強してもすぐに忘れてしまう」とは限りません。
今回のように、無理のないペースで学習を積み重ねることで、時間が経っても内容を覚えていて、見返さずに思い出せることもあります。
大切なのは、量を欲張らず、その子に合ったペースで一つひとつの内容を確実に定着させていくことです。
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「せっかく勉強しても身についているか不安」「どのくらいのペースで進めればいいのか分からない」
——そうした不安をお持ちの方は、一度ご相談ください。
お子さんの学習状況を確認しながら、無理のないペースでの学び直しについて、一緒に考えさせていただきます。
