せっかく高校に入学してみたけど、やっぱり高校が合わない・・と感じる人は多いようです。
高校が合わなくて、困っている人のための対処法を紹介します。
「高校が合わない」と感じる理由とは?
高校が合わないと感じる理由は、「想像とは違った」ということでしょう。
中学3年生では行きたい高校を決めなければなりません。
しかし高校を選ぶための情報はそんなに多くないため、高校入学後に「想像と違った」となってしまうこともあります。
高校を決める時に、判断材料となる情報が少なすぎることが原因です。
- 高校の場所
- 高校の偏差値
- 高校から見せられた”校風”
これぐらいしか、情報がありません。
実際にその高校に通っている先輩から話を聞くことができれば、より情報が得られますが、いくつもの志望校の話を先輩から聞けるというのは、なかなか難しいでしょう。
高校が合わない時の対処法は?
入学してみたけど高校が合わないと感じる場合の対処法をいくつかお伝えします。
- 最低限だけ登校して何とか凌ぐ
- 高校以外に居場所を見つける
- ちょっと休んでみる
高校が合わない場合、無理をして高校で長時間過ごしてしまうと、心身の健康を損なってしまうこともあります。
しかし、入学した高校が合わないからと言って簡単に辞めることはお勧めしません。
まずは高校卒業を目標に、何とかしのぐことをやってみてください。
高校以外に関心が向くと、合わなくても何とかやっていけるかもしれませんし、ちょっと休んでみると、合わない高校でもやっていけるかも!と気分が変わるかもしれません。
どうしても合わなければ転校でも対処できる
高校がどうしても合わない場合、転校して高校卒業を目指すという選択肢もあります。
ただ、転校するにはまた入学金なども必要になり、保護者の方の理解が欠かせません。
まずは落ち着いて、本当に転校すべきかを考えてみましょう。
転校先の選択肢は3つ
高校からの転校先の選択肢は3つあります。
- 別の全日制高校
- 定時制高校
- 通信制高校
全日制高校から別の全日制高校へ転校するのはハードルが高いです。
そもそも転入生を受け入れていなかったり、同じ地域の全日制高校には転校できないルールになっていることもあります。
どの時期でも転校しやすいのは通信制高校で、全日制高校で取得した単位を引き継ぐこともできます。
そのため、全日制高校からの転校では通信制高校を選ぶ人が多いです。
通信制高校へ転校するメリット
通信制高校へ転校するメリットをまとめました。
- 環境を変えても高校卒業資格を目指せる
- 留年せず同級生と同じ時期に高校卒業できる
- 卒業後の進路の選択肢が多い
環境を変えても高校卒業資格を目指せる
通信制高校に環境を変えても、全日制高校と同じく高校卒業資格を目指せます。
通信制高校は単位制の学校なので、勉強方法や生活スケジュールががらりと変わりますが、高校卒業資格を取得するという最終目標は同じです。
全日制高校で悩みをかかえていた人は、通信制高校に転校するとストレスが減って、勉強に集中しやすくなるかもしれません。
今の高校で卒業まで頑張ることもできますが、環境を変えて自分のペースで高校生活を送るという選択肢もあります。
留年せず同級生と同じ時期に高校卒業できる
全日制高校から通信制高校へ転校しても、留年せずに同級生と同じ時期に高校卒業できます。
全日制高校で取得した単位は通信制高校に引き継ぐことができるので、転校後に残りの単位を取れば卒業時期が遅れることはありません。
ただし、あまりにも卒業間近に転校すると単位取得が間に合わず、卒業時期が遅れてしまいます。
転校を考え始めたら早めに通信制高校に相談しましょう。
同級生と同じ高3の3月に卒業できれば、進学や就職にもマイナスになることはありません。
卒業後の進路の選択肢が多い
通信制高校は、卒業後の進路の選択肢が多いです。
全日制高校と同じ高校卒業資格を取得して、大学や専修学校への進学、企業に就職ができます。
就職先は、美容系・製造系・介護系・飲食系・公務員などさまざまです。
また、通信制高校在学中にイラストやハンドメイドなど、得意なことを生かして起業をする人もいます。
通信制高校は自由な時間が多いので、仕事の知識や資格の勉強に集中できるというメリットがあります。
目標をもって高校生活を送れば、希望の進路を選択できるでしょう。
転校する前にやるべきこと
入学した高校が合わなくて、転校したいと思うかもしません。
でも転校を決める前にやるべきことがあります。
それは、転校先の高校について調べること。
転校先は、通信制高校になるでしょう。
通信制高校はいくつもあります。
今の高校が合わないと感じている場合に、どの通信制高校なら合いそうかを調べる必要があります。
最初の高校選びでは、直接高校の先生に説明を聞きに行く機会はなかったかもしれません。
でも通信制高校は、直接説明を聞きに行って、どんな感じの先生と関わっていくことになるのか、学校の雰囲気はどうかなど、細かな情報を取りにいくことができます。
転校先を選ぶポイント3つ
転校先の高校を調べるときに、押さえておきたいポイントは3つです。
詳しくはこちらの記事にまとめています。通信制高校を選ぶ際のポイントにしてください。
- 通う場所
- スクーリングの回数
- 学費
もし今の高校が合わなくて転校したいと思う時には、まずは通信制高校につい調べて、通える範囲の高校に直接話を聞きに行きましょう。