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不登校だった子の卒業後が心配…「進路が決まらない」不安は、社会を知ることで減っていく

不登校だった子の卒業後が心配…「進路が決まらない」不安は、社会を知ることで減っていく

「うちの子は、将来やりたいことも、進学するか就職するかも、まだ何も決まっていない」——不登校を経験したお子さんを持つ保護者の方から、こうした声をよく耳にします。

勉強の遅れは学び直しで取り戻せても、「社会に出て、ちゃんとやっていけるのだろうか」という不安は、なかなか拭えないものです。
今日は、当校の生徒が実際に社会と初めて接した、ある出来事をご紹介します。
特別な進路指導の場面ではありません。
ですが、この小さな体験の中に、進路への不安と向き合ううえで大切なことが表れています。

なぜ「進路が決まらない」ことがこれほど不安になるのか

不登校の期間があったお子さんの場合、「卒業後にどうするか」を考える以前に、そもそも社会に触れる機会そのものが少なくなっていることがあります。
学校にも、家の外にも出る機会が限られていると、世の中がどのようなものか実感を持てないまま、進路だけを決めなければならない状況になりがちです。

保護者の方からすると、「進学か就職かをはっきり決めてほしい」という焦りと同時に、「そもそも社会に出て大丈夫なのだろうか」という不安が重なります。
しかし、狭い世界の中だけで将来を考え続けていると、情報も判断材料も少ないまま、不安ばかりが膨らんでしまうことがあります。

当校では、進路を急いで決めさせることよりも、まず社会そのものに触れる機会をつくることを大切にしています。
実際に社会を見てみることで、漠然とした不安が具体的なイメージに変わっていくことがあるからです。

実際の生徒の様子

先日、高校1年生のある生徒と、算数と漢字のテキストに取り組んだときのことです。

その日の学習の合間に、以前参加した合同企業説明会について話をしてくれました。
生徒は、「会場にはたくさん人がいて圧倒されるけど、興味深い企業もあったり、参加賞がもらえたりして楽しいところもある」 と、にこやかに話してくれました。

当校では、高校1年生の段階から、こうした就職イベントへの参加を勧めています。
今回の生徒にとっても、家を出て、校舎の外に出て、実際に社会の一部を目にする経験になりました。

この様子から分かること

この出来事から分かるのは、「社会を知ること」が、進路を考えるうえでの大きな一歩になるということです。

参加する前は、大勢の人が集まる場所に対して身構える気持ちがあったかもしれません。
実際に会場は「圧倒される」ほどの人の多さだったと、生徒自身が話しています。
ですが同時に、「興味深い企業もあった」「楽しいところもある」という、行ってみなければ分からなかった感覚も持ち帰ってきました。

狭い世界の中だけで将来を考えていると、不安は具体的な形を持たないまま大きくなっていきます。
しかし、実際に社会の一部に触れてみることで、その不安の輪郭がはっきりし、「思っていたより大丈夫かもしれない」「これは苦手そうだ」といった、判断材料に変わっていきます。
この生徒の場合も、説明会での体験を、にこやかに、自分の言葉で振り返ることができていました。
これは、社会との距離が、その日少しだけ縮まったことの表れだと言えます。

通信制高校・サポート校でできること

当校では、進路を「今すぐ決めさせる」ことよりも、「決めるための材料を、実際の経験を通じて増やしていく」ことを大切にしています。
具体的には、次のような機会を用意しています。

  • 就職イベントや説明会への参加を勧める
  • 高2までは進学・就職のどちらが決まっていなくても、無理に急かさない
  • イベント参加後に、感じたことを生徒自身の言葉で振り返る時間を持つ
  • 家から出る、校舎から出るという経験そのものを、小さな一歩として大切にする
  • 学習面の学び直しと並行して、社会と接する機会を少しずつ増やしていく

進学か就職か、はっきり決まっていない生徒も少なくありません。
当校では、それを問題として捉えるのではなく、実際に社会を見る経験を重ねる中で、生徒自身が少しずつ自分の進路を見つけていけるよう支援しています。

まとめ

不登校を経験したお子さんの進路が決まっていないことは、決して珍しいことではありません。
狭い世界の中だけで考え続けていると不安は大きくなりますが、実際に社会の一部に触れてみることで、その不安が具体的な手応えに変わっていくことがあります。
当校では、学習の学び直しとあわせて、こうした社会と接する機会を大切にしています。

相談のご案内

「卒業後の進路がまだ決まっていない」「社会に出ることに不安がある」——そうした状況でも、まずは一度当校にご相談ください。
お子さんの現在の状況に合わせて、どのような形で社会との接点をつくっていけるか、一緒に考えます。

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