通信制高校から専門学校への進学を目指す方が、年々増えています。
専門学校は、入試スタイルがたくさんあることや、興味のある分野についての勉強ができることから、通信制高校を卒業した後の進路に人気があります。
この記事では、専門学校進学のメリットや成功のポイントをわかりやすくご紹介します。
通信制高校から専門学校が選ばれる3つの理由
1. 好きなことを仕事につなげやすい
専門学校では、自分の「好き」や「興味」をそのまま将来の仕事に活かす学びができます。
通信制高校に通う方の中には、「好きなことを仕事にしたい」「自分に合った働き方がしたい」と感じている方も多いのではないでしょうか。
専門学校は、そうした気持ちを叶える実践的なカリキュラムが魅力です。
大学進学や高卒では難しい専門職に就けるチャンスもあり、「確実に就職したい」という方にも心強い進路です。
2. 生活面も経済面もサポートが豊富
専門学校は少人数制のところが多く、先生との距離がとても近いのが特徴です。
困ったときにはすぐに相談できる環境があったり、実習や就職活動に向けたサポートも手厚いです。
たとえば、実習先や就職先の紹介、面接の練習までしっかり支えてくれます。
また、学費の面でも専門学校によって様々なサポートが用意されていることがります。
学校独自の奨学金や特待生制度なども調べてみると良いでしょう。
3. 自分のペースで学んだ経験が活きる
通信制高校で学ぶみなさんは、単位制や自分でスケジュールを管理する学び方に慣れています。
専門学校も同じく単位制が多く、出席や課題提出など、自分で時間を管理する力が求められます。
高校時代に身につけた「自分をコントロールする力」は、専門学校でも大いに活かされるはずです。
高校を卒業した後、指定の学校でしっかりと学ぶことで、はじめて資格を取得できる仕組みです。
進路選択で失敗しないためのチェックポイント
後悔のない進路選びのためには、次のポイントを意識してみましょう。
- 「教育内容の実践性」
ある調理師専門学校の調査によると、実習が1000時間を超える学校では、卒業後の就職率が98％に達していました。調理師専門学校だけでなく、保育専門学校や美容専門学校についても、実践的かどうかをチェックしましょう。見学の際は、実習や学校の設備などをチェックしてみましょう。 - 「資格取得のサポート体制」
たとえば、資格取得を目指したい場合は、資格試験の合格率をチェックしましょう。保育士や幼稚園教諭、看護師などはその資格取得のために専門学校に進学するので、合格率は重要なチェックポイントになります。また、他の資格でも、資格があることで就職するときに有利になることがあります。
合格した先輩の共通点
合格を勝ち取った先輩たちには、共通点がありました。
多くの先輩が活用していたのが「オープンキャンパス」です。
合格した先輩は、全員がオープンキャンパスに参加していました。
ゲームクリエイターを目指す生徒は、3つの学校で体験授業に参加し、自分に合った進学先を見つけました。
オープンキャンパスでは学校の内容を見学できるだけでなく、入試についてのアドバイスをもらえることもあります。必ず参加しましょう。
進路決定前に確認すべきこと
後悔しないためには、事前の確認が大切です。オープンキャンパスに行くのはもちろん、気になることは直接問い合わせることも必要です。
- 通学ルート
- 卒業後の就職先
- 資格試験の合格率
通学ルートは必ず事前に確認しましょう。専門学校は、「転校」などができません。電車通学が辛くなって途中で辞めてしまうことのないように、毎日通えるかという視点で通学ルートを確認しましょう。
オープンキャンパスに行くことで、実際に通うことになる電車のルートなども確認できます。
専門学校を卒業した後の就職先にはどのようなものがあるか、確認しましょう。専門学校のパンフレットなどでも就職先を知ることができますが、実際に直近の先輩方はどうだったのかは直接聞いてみないとわからないこともあります。また、パンフレットには有名企業のみを記載していることもあるので、希望の就職先がある方は、直接問い合わせてみましょう。
資格が必要な場合は、資格試験の合格率もチェックしましょう。保育士や幼稚園教諭、看護師などの国家資格が必要な場合は、合格率によって進路に大きな差が出ることがあります。事前にチェックしましょう。
専門学校への進学は、夢への一歩を踏み出すチャンスです。
あせらずに情報を集めて、自分にぴったりの学校を見つけましょう。オープンキャンパスでリアルな雰囲気を感じてみるのもおすすめです。
焦らず少しずつ、最適な進路を考えていきましょう。