通信制高校の卒業条件とは?押さえておきたい必須ポイント5選

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はじめに

通信制高校は、自分のペースで学べる柔軟なスタイルが特徴です。
進学や就職を目指す方にとって、大きな選択肢となっています。

一方で、卒業にはいくつかの条件があります。
この記事では、通信制高校の卒業条件について、押さえておきたい5つのポイントをやさしく解説します。
これから入学を考えている方や、在学中の方にとって、安心して進めるヒントになれば嬉しいです。

通信制高校の卒業に必要な3つの基本条件

通信制高校を卒業するには、次の3つを満たす必要があります。

・在籍期間:高校に3年以上在籍する
・修得単位数:74単位以上を取得する
・必修科目:決められた教科をきちんと履修する

これらは全国共通のルールで、学校教育法で定められています。

在籍期間について

通信制高校でも、3年以上の在籍が必要です。
これは全日制や定時制と同じルールです。

途中で転入や編入した場合でも、以前の学校の在籍期間は引き継がれます。
たとえば、前の高校で1年半在籍していたなら、あと1年半在籍すれば大丈夫です。

修得単位数について

卒業までに74単位以上を取得する必要があります。

単位には、国語や数学などの必修科目も含まれます。
単位を得るには、以下の3ステップが基本です。

・レポートを提出する
・スクーリングに参加する(登校して授業を受ける)
・テストに合格する

これらをきちんとこなすことで、単位が認定されます。

なお、転入や編入した方は、前の学校で取った単位も引き継がれるので安心してください

必修科目の履修と特別活動について

単位数だけでなく、必修科目を履修していることも大切です。

国語・数学・英語・理科・社会など、基本となる教科はしっかり学びましょう。
もし必修科目が足りていなければ、単位数が十分でも卒業はできません。

また、「特別活動」も卒業条件に含まれます。

特別活動は、通信制高校でも一定の時間参加することが求められます。

最近では、オンラインでの活動や、地域のイベント参加が認められることもあります。
活動時間が足りないと卒業できないこともあるので要注意です。

レポート・スクーリング・テストの大切さ

通信制高校では、「レポート」「スクーリング」「テスト」の3つが学習の柱です。

・レポートは、学習の成果をまとめて提出するものです。
・スクーリングは、学校で授業を受ける日です。
・テストは、単位を認定するための試験です。

どれかが欠けると、単位が認定されません。

とくにレポートの提出期限を過ぎたり、スクーリングを欠席しすぎたりすると、テストを受けられないこともあるので気をつけましょう。

卒業までの計画の立て方

自分のペースで学べる通信制高校ですが、卒業には計画的な学習が大切です。

たとえば、以下のようなスケジュールを立ててみると安心です。

  • レポートやテストの時期を把握する
  • 特別活動の予定も入れておく

急な体調不良や予定変更にも対応できるよう、余裕のある計画を意識しましょう。

転校を考えている方は、前の学校で取得した単位や在籍期間がどう加算されるかを、事前に学校に確認しておくとスムーズです。

リーベ高等学院では、同級生に遅れず高校卒業できるように、生徒さんそれぞれと話し合いながら計画を立てていますので、「1人で計画なんて立てられない!」という方も安心してくださいね。
レポートやテストの時期や特別活動についても、生徒さんそれぞれにお知らせしています。

まとめ

通信制高校の卒業には、以下の5つのポイントを押さえておくと安心です。

  • 3年以上の在籍
  • 74単位以上の取得
  • 必修科目の履修
  • 特別活動への参加
  • レポート・スクーリング・テストをしっかり行う

計画的に学習を進めれば、無理なく卒業を目指せます。
焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでいきましょう。

あなたの夢に向かって、ゆっくりでも着実に進めることを応援しています。

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